Amazonせどりで売れるものとは?メリットやコツもあわせて解説

Amazonせどりで売れるものとは?メリットやコツもあわせて解説

「Amazonでせどりをやってみたいけど、どんな商品なら売れるんだろう?」

「せどりのためにAmazonを選ぶメリットや、売れるためのコツが知りたいな」

せどりは特別なスキルや資格を必要とせずに始められるビジネスとして評価を得ています。とくにAmazonとの組み合わせは手軽さなどから人気が高く、多くの方が参入しています。

しかし手軽に始められるからといって、誰もが成功できるわけではありません。むしろ参入障壁が低いゆえに競争が激しく、しっかりコツをつかめていないと脱落するおそれも大きいといえるでしょう。

本記事では、Amazonせどりで売れるものをジャンルの形で紹介します。また、Amazonせどりを始めるメリットや、利益を上げるためのコツについても詳しく解説します。

Amazonせどりで売れるものは?おすすめのジャンル5選

Amazonせどりで売れるものは?おすすめのジャンル5選

Amazonは世の中のさまざまなものを扱うECサイトです。しかしせどりのための販売サイトとして見た場合、ターゲットとして考えるべきジャンルは絞られます。

Amazonせどりで売れやすいおすすめのジャンルとしては、以下の5つが挙げられます。

  • ビデオゲームや周辺機器
  • CDやDVD
  • 家電やオーディオ
  • おもちゃ
  • アパレル

とくに初心者の場合は、まずは上記の王道的なジャンルから外れることなく攻めるのがおすすめです。以下で詳細を見ていきましょう。

ビデオゲームや周辺機器

Amazonせどりで扱う商品として、まずおすすめなのはビデオゲームや周辺機器です。初心者でも入りやすく、また掘り出し物を見つけやすいという意味で利益率も期待できます。

たとえばゲームソフトの場合、人気作品の初回限定版などが手に入れば、後にほぼ確実にプレミア価格がつき、高額で販売できるでしょう。定価の数倍の値段でやり取りされるケースも多く、入手のためにしっかり手を回せば、わずかな数で大きな利益を上げることも不可能ではありません。

ワゴンセールなどで売られている安いゲームソフトの中にも、実はコレクター的な価値があり、高値で売れるものも存在します。スマートフォンを使ってその場で商品リサーチを行えば、ゲームソフトに関する網羅的な知識がなくても、掘り出し物を逃さず手に入れられるでしょう。

コントローラーなどのアクセサリー類も、キャラクターとのコラボ商品などが高値で売れる可能性があるため要注目です。

CDやDVD

CDやDVDも、どのようなものが売れるか分からず悩んでいる方におすすめのジャンルです。中古の商品であればかなり安く仕入れることが可能であり、特典付きであったり限定版であったりした場合には、仕入時の何倍もの価格で売れることも珍しくありません。

知識のある人が見れば一目で貴重と分かる商品が、ディスカウントショップで激安商品になっていることもよくあります。せどり初心者にも扱いやすく、またチャンスのあるジャンルであるといえるでしょう。

またCDもDVDもサイズが小さいため、Amazonの倉庫であるFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する際に配送料や在庫保管手数料があまりかからないメリットもあります。

参考:料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金

家電やオーディオ

家電やオーディオも、Amazonせどりを始めるにあたって何を売れば良いか分からない方にはおすすめのジャンルです。売れるものの判別が付きやすく、高い利益率も期待できるからです。

狙い目は、家電量販店などが行うセールです。とくに、新製品の発売時期や、ボーナス商戦、年末年始などの大型セールの時期は、新モデル発売に伴う型落ち品の値下げや、店舗のポイント還元キャンペーンなどが行われ、商品を安く仕入れるチャンスが広がります。仕入れた商品をAmazonで販売することで、ポイント分を利益として得られる可能性があります。

またリサイクルショップやディスカウントショップで仕入れる場合も、ほとんど捨て値のような価格で仕入れられるものが、まずまずの価格で売れることがあります。

注意点としては、価格の変動が比較的早いことが挙げられます。家電やオーディオを仕入れる際には、価値が下がる前になるべく早く売りさばきましょう。

おもちゃ

おもちゃは、商品選びに迷う方にとって魅力的なジャンルの1つです。とくに限定品や生産終了品などは高いプレミア価値が付く可能性があり、適切な商品リサーチを行えば掘り出し物を見つけられる機会が豊富だからです。

プレミア価値の付きやすいものとしては、たとえば以下のようなものが挙げられます。

アイテムプレミア価値の特徴
ミニカー黒箱時代の日本製トミカは特に初期モデルで価値が高い
金属玩具古いブリキ製はコレクター市場で数十万円台の取引も
フィギュアイベント限定や店頭用ディスプレイは希少価値が高い
ソフビ人形絶版タイトルは未開封・付属品完備で高額取引も

おもちゃに関する知識を深めることで、より価値の高いアイテムを見分けられるようになります。たとえば、商品の製造年や限定性、メーカー、シリーズなどの情報は、価値を判断する上で重要な要素となります。

ただし、おもちゃは保存状態が価値に大きく影響するジャンルです。未開封品や付属品が完備されているものは高く評価される一方で、傷や劣化が著しいものは大幅に価値が下がってしまいます。とくに、説明書やパーツの欠損は、プレミア価値に大きく影響するため注意が必要です。

アパレル

アパレルもまた、Amazonせどりにおいて売れる商品を探しやすいジャンルです。とくにおすすめなのは以下のような商品です。

アイテムプレミア価値の特徴
限定コレクションや廃盤モデルは仕入値を抑えやすい
カバンブランド品でも季節末セールで安価な仕入れが可能

これらの商品は、適切な手入れを行うことで「美品」としての出品が可能となり、利益を確保しやすい特徴があります。

ただし、確実な利益を上げるためには、型番の正確な把握が重要です。その場での商品リサーチだけでなく、値崩れしやすいブランドの傾向など、市場に関する基礎知識を身につけることが成功への鍵となります。

Amazonせどりを選ぶ5つのメリット

せどりを行う際には、仕入先と販売先を決めなければいけません。どちらも1ヶ所に限定する必要はありませんが、販売先については実績やノウハウを集中的に積み上げる観点から、主戦場を選んでおくのがよいでしょう。

販売先にAmazonを利用する、いわゆるAmazonせどりを選ぶメリットとしては、以下の5つが挙げられます。

  • 出品するための費用が安い
  • 誰でも簡単に出品アカウントを登録できる
  • もともとAmazonが持っている集客力を利用できる
  • FBAを利用できる
  • 売れてから入金までのサイクルが早い

単体のメリットであればほかのECサイトでも享受できますが、上記をすべて活用できるのはAmazonしかありません。詳しく見ていきましょう。

出品するための費用が安い

Amazonは、出品にかかる費用を抑えられる特徴があります。出品アカウントを登録し、月間登録料を支払えば出品が可能となります。

アカウント登録時には「大口出品」と「小口出品」のいずれかのプランを選択する必要があります。どちらを選ぶかによって月間登録料などが以下のように変化します。

費用項目大口出品小口出品
月間登録料4,900円無料
基本成約料無料1回あたり100円

プラン選択の目安は月間50点以上の商品販売を行うかどうかです。この数は、本格的にせどりを始めると届きやすい数字のため、長期的な取り組みを考えている場合は大口出品がおすすめです。

参考:Amazon出品サービス 大口出品形態のご案内

誰でも簡単に出品アカウントを登録できる

Amazonの出品アカウントは、商品を購入する顧客アカウントとは別に作らなければいけません。登録に特別な条件はなく、基準を満たせば登録できます。

出品用アカウントを登録するには、以下の書類を用意して申請すればOKです。

書類種別要件
身分証明書有効期限内の顔写真付き(運転免許証など)
取引明細書過去180日以内発行(クレジットカード利用明細など)
会社情報法人の場合のみ必要

審査は通常3営業日程度で完了し、手続きに問題がなければ承認される可能性が高いです。承認後は直ちに出品が可能となります。

参考:Amazon出品アカウントの本人確認手続き | Amazon出品サービスの販売方法

もともとAmazonが持っている集客力を利用できる

Amazonは国内屈指のECサイトであり、既に大きな集客力を持っています。Amazonに出品することにより、既存の集客力を利用する形で自分の商品を販売できます。

たとえば自前のサイトを用意して商品を販売する場合には、まずできるだけ多くの人にサイトを訪れてもらうための集客に力を注がなければいけません。しかしAmazonを利用すれば、その最初の関門に挑む必要がなくなります。

もちろんAmazon内部での競争は発生しますが、前提としてECサイト自体が持つ集客力を利用できるのは大きなメリットです。商品をアピールすることなど、より本質的な部分に注力できるようになるでしょう。

FBAを利用できる

Amazonを販売先に選ぶことで、Amazonが独自に用意している倉庫であるFBAを利用できるようになります。FBAに商品を納品することで、保管から梱包、発送や返品に至るまでの業務をまとめて代行してもらえます。

もちろんFBAは無料ではなく、在庫保管料などが発生するサービスです。しかし上手に活用することで数多くの業務から解放されリソースの節約が可能となるため、ビジネスの規模にかかわらずおすすめであるといえます。

また、FBAから発送されることはユーザーにも分かるため、ユーザーに対し「迅速かつ確実に商品が届く」というメッセージを伝えることにもなります。結果として商品が売れやすくなるでしょう。

参考:フルフィルメント by Amazon(FBA) | [公式] Amazon出品サービスの配送方法

売れてから入金までのサイクルが早い

Amazonにおける売上金の入金サイクルは、一般的なECサイトと比べて早いことで知られています。

入金内容一般的なECサイトAmazon
基本サイクル月末締め翌月末入金14日ごとに入金
締め日月末アカウント開設日から14日周期
入金までの日数約1ヶ月締め日から3-5営業日後

アカウント開設日を基準に14日周期で売上が締められ、締め日から3-5営業日後に指定の銀行口座へ振り込まれます。ただし、初回の入金はアカウント開設から約30日後となる場合があります。

振込手続きが土日祝日と重なると着金が遅れる可能性があるため、資金計画を立てる際は考慮が必要です。資金繰りが厳しい際は、振込リクエスト機能を活用することで最短1日での入金も可能です。

参考:「はじめよう、Amazon出品サービス」公式ガイドブック

Amazonせどりを選ぶ3つのデメリット

Amazonせどりにはメリットが数多くありますが、デメリットがないわけでもありません。始める場合には、メリットだけでなくデメリットもきちんと把握しておく必要があります。

デメリットとして挙げられるのは、主に以下の3つです。

  • ジャンルによっては販売手数料が高い
  • 出品者としてのオリジナリティを発揮しにくい
  • 価格競争が激しくなりやすい

あとになって「こんなはずではなかった」と後悔しないために、あらかじめ解説を頭に入れておきましょう。

ジャンルによっては販売手数料が高い

Amazonは出品者用アカウントを作るだけならそれほど費用はかかりませんが、商品が売れるたびに支払う販売手数料は高いことで知られています。

具体的な販売手数料の例は、以下の通りです。

カテゴリー販売手数料
15%
CD・レコード15%
AV機器・携帯電話8%
パソコン・周辺機器8%
スポーツ・アウトドア10%
おもちゃ・ホビー10%
文房具・オフィス用品15%
ホーム(インテリア・キッチン)15%

商品を販売する際には、売上がすべて自分の懐に入るわけではない点に注意してください。とくに15%の販売手数料は積み重なると大きな負担となるため、あらかじめしっかりシミュレーションすることが重要です。

参考:Amazon出品サービスの手数料

出品者としてのオリジナリティを発揮しにくい

ECサイトとしてのAmazonの特徴の1つに、出品者がサイト内に自分のショップを作れないことが挙げられます。ほかの多くのECサイトが出品者ごとに「出店」できるのに対し、Amazonでは商品単位で「出品」することしかできません。

自分のショップを作れないことは、オリジナリティを発揮し品揃えや独自サービスをアピールするのが難しいことを意味します。ほかのECサイトよりも、商品自体と価格で勝負する要素が強いとも表現できるでしょう。

ファンを増やしリピーター収益を狙ううえで、Amazonの仕組みにやりにくさを感じることはあるかもしれません。

価格競争が激しくなりやすい

Amazonはショップ単位ではなく商品単位で勝負するECサイトです。ユーザーが注目するのは商品自体の性質と価格の2つ。結果としてAmazonには、同一商品あるいは類似商品同士の価格競争が激しくなりやすいという特徴があります。

さらに、Amazonは誰でも容易に出品できるため参入障壁が低く、ライバルが多くなりやすいのも競争の激しさを助長する要素です。自分の商品を目立たせるために採算度外視の値下げをし、お互い潰し合う形になってしまうことも珍しくありません。

利益率を保つために工夫が必要になるのは、デメリットといえるでしょう。

Amazonせどりで利益を上げるための5つのコツ

Amazonせどりによって利益を上げるコツとしては、以下の5つが挙げられます。

  • 商品リサーチをしっかりと行う
  • 商品ページのカートを獲得する
  • FBAの大口出品を利用する
  • SEO対策をしっかりと施す
  • スポンサープロダクトなどの広告を利用する

参入しやすいぶん競争も激しいため、コツを掴んでいるかは成功するかを決める重要な要素となります。以下の解説をしっかり押さえておきましょう。

商品リサーチをしっかりと行う

販売先としてAmazonを選んだ以上、Amazonで売れる商品を仕入れなければ満足に売上は立ちません。したがってAmazonの売れ筋商品をチェックすることは必須といえます。

売れ筋商品は時期によって大きく変化するため、常に気を配らなければいけません。在庫が蓄積しすぎないようニーズを見極め、何をどれくらい仕入れればどれくらい売れるのか、根拠のあるシミュレーションを行うことが求められます。

販売価格も重要な要素です。激しい価格競争が発生していない商品を狙って、できるだけ安く仕入れることで大きな利益を得られます。タイミングを逃すと売り損ねてしまうため、狙い通りにしっかり売り切ることがポイントとなります。

参考:Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: Amazon で最も人気のある商品です。

商品ページのカートを獲得する

Amazonの基本ルールとして、1つの商品につき1つのページしかサイト内に存在できません。同じ商品を複数の人物が出品している場合、同一の商品ページ内に出品者が並ぶ形になります。

単一の商品ページに複数の出品者がいる場合、以下のような条件によって「最も優れた出品」が選択され、ページ内のカートを獲得できます。

  • 大口出品で販売している
  • 最安値で販売している
  • 出品者に実績があり評価が高い
  • きちんと在庫がある

カートを獲得できるかどうかで購入のされやすさが大きく変わるため、積極的に狙う必要があるでしょう。

FBAの大口出品を利用する

FBAはAmazonが用意している独自の倉庫サービスで、商品の梱包や発送、返品などの業務をまとめて代行してくれます。

FBAの出品プランには大口出品と小口出品の2つがありますが、可能な限り大口出品を利用しましょう。ある程度の規模のせどりを行うのであれば大口出品のほうがコストを低く抑えられるだけでなく、商品ページのカートを獲得する条件でもあるからです。

仕入れた商品をしっかり売り切るには、FBAの大口出品を利用することが必須ともいえるでしょう。

参考:Amazon出品サービス 大口出品形態のご案内

SEO対策をしっかりと施す

SEOとは検索エンジン最適化のことです。Amazonせどりにおいては、自分の商品ページを検索上位に表示させることを目的とした施策全般を指します。

Amazon内でSEO対策を施せる箇所は、以下の通りです。

  • 商品タイトル
  • 商品仕様
  • 商品説明
  • 商品紹介コンテンツ
  • 検索キーワード

とくに商品タイトルは重要です。検索に引っかかりやすいキーワードをなるべく多く配置し、露出を増やしましょう。ただし、キーワードを盛り込みすぎてユーザーが読みにくいものにするのは避けなければいけません。

商品仕様や商品説明なども大切な要素です。ユーザーに把握してもらうべき商品の特徴や優れている点を、分かりやすい形で記載しましょう。

スポンサープロダクトなどの広告を利用する

Amazon内で自分の商品を露出させる手段として、広告の活用が挙げられます。作ったばかりの商品ページやレビュー件数の少ない商品ページは上位表示されにくいため、まず広告で露出を増やすのはおすすめです。

広告の種類はいくつかありますが、中でもおすすめなのはスポンサープロダクト広告です。ユーザーがクリックすることに課金される仕組みであるため、効率よくアピールできるのがメリットとなっています。

予算と相談しながら、的確に広告を設定していきましょう。

参考:Amazon広告 | Amazon出品サービスの販促方法

まとめ:Amazonせどりをやるならプライスターを活用しよう

Amazonせどりで売れやすいものを紹介するとともに、販売先としてAmazonを選ぶメリットや利益を上げるコツなどについて解説しました。

せどりで利益を出すことを目指すにあたって、Amazonはよい選択肢です。簡単に出品者となれるだけでなく数々のメリットにより運用しやすいため、とくに資金が潤沢ではないタイミングの初心者にはおすすめです。

本記事を参考にして、Amazonせどりで成功を収めましょう。

また、Amazonせどりを行う際には、便利ツールであるプライスターの導入をぜひお考えください。

プライスターを利用すると、リサーチや出品などがより簡単になるだけでなく、ライバルの動向を自動的にチェックし価格を変更するといったことも可能となります。Amazonせどりに採り入れれば、作業効率は大幅にアップするでしょう。

優れたツールはビジネスの成功率を高めます。ぜひプライスターをあなたのパートナーとしてフル活用してみてください。